ホントの真実
前から感じていたことですが、情報って操作されているって思ったことはありませんか?
操作しているのはマスコミであったり個人の思い込みであったりするわけですが、
例えば何か事件が起こった時、TVでは繰り返しあるひとつの切り取られた画面だけを何度も繰り返し流す。
インタビューにこたえている人たちの意見は、みんな同じような内容のものばかりだったりする。
深く考えもせず観ていると、流されている情報がそのことの全てだと思ってしまう。
でもふと見回すと、周りにいる人たちは全く違う意見を持っていたり、違う見方をしていたりする。
それで冷静に考えてみると、流されている真実だと思っていた情報がかなり偏ったものであることに気付いたりする。
同じ画面を繰り返し観たり、同じ内容の意見を聞かされているうちに、実際に自分がそのことを見たりちゃんと考えたり
したわけでもないのに、与えられた情報が唯一の真実だと思えてしまう。
最近の「これも偏った情報だった?」って思ったこと。
世間は韓国ブームにわき、韓国のスターが来日したり数々の韓国ドラマが放送されている。
そんな中で、ある韓国の方の言葉。(誰かのインタビューだったかな?)
「韓国人は日本のことを知りたくて日本に近付こうとしているのに、日本人はあまり心をひらいてくれない」
・・・・・この通りの表現だったかは定かではありませんが、大体このような内容だった。
私はこれを読んだ時、
「え?」
って思った。意外だった。
だって韓国人は小さい頃から反日教育を受けていて、そのため反日感情が強く、日本人には敵意を抱いていると
思っていたから。
何度もそんなふうに聞いていたから。
敵意を持っている相手と仲良くするのは難しいなあ・・・、そう思っていたから。
それなのに「心をひらかないのは日本人のほう?」「韓国人は日本人に近付きたいと思っている?」。
確かに二国間には複雑な歴史もあったでしょう。
故に反日感情をもっている韓国の方もいるでしょう。
でもだからといって「韓国の全ての人が」と決め付けてしまうのは間違っていたのかもしれないし、
当たり前のように真実だと思い込んでいたことは真実の全てではなかったのかもしれないと思った。
考えてみれば、日本で活躍している韓国人のミュージシャンやタレントの方も多い。
もしかして韓国人に反日感情があるというよりも、日本人のほうが韓国人に対して差別的な感情を持っている場合が
あるのではないだろうか。
いえ、もちろんこれは一括りで考えられることではなく、韓国にも日本にもいろいろな考え方の人たちがいるのだと思う。
でも今まで私は、自分の目で見たわけでも、そう思うに値することを体験したわけでもないのに、
「韓国人はみんな反日感情をもっている」と当たり前のように信じていた。
自分で真実を確かめようともせず・・・・。
偏った意見だけを聞いて全てを決め付けてしまうのは大変危険なことだと思う。
例えばケンカの時だって、片方の意見だけを聞くともう片方がすごく悪者に聞こえるけれど、もう片方の言い分を聞くと
また違う真実が見えてくることがある。
情報社会の中、情報操作も巧みにされているのかもしれませんが、与えられる情報のみを鵜呑みにせず、
自分の考えで、真実を見極めようとする気持ちを忘れてはいけないと思った。
そうしなければホントの真実は、与えられる情報の中に埋没してしまうのではないだろうか。
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