先日から書いている「つかない自転車のライト」の完結編です。笑
寒風の中、自転車を走らせこの前行った無愛想な自転車屋さんではない別の自転車屋さんに向かった。
記憶を頼りに以前見かけたことがある自転車屋さんは、今もそこにあった。
自転車をひきながら店内を覗くと中には若いお兄さんが2人。
「ライトがこわれちゃったんですけど・・」
と言うと、愛想よく応対してくれて自転車のライトを調べだした。
先日行った自転車屋さんで「ライトごと取り替えなくちゃダメだ」と言われていたので、同じ事をいわれるだろうなあと思いながら待っていたのですが、その台詞をお兄さんが言うことはなく、
「あのー、接触の方は直したんですけど、ライトの光がすごく弱いんですよね。もしかして違う電球が入ってるのかも」
と言う。
その電球とは、電球さえ取り替えれば直るのかと他の自転車屋さん(先日の無愛想な自転車屋さんではない)で自分で買ってきて付け替えたもの。
「あ、電球、自分で入れ替えたんですけど・・・」
と言うと、ライトのふたを開けて中の電球を見てくれた。
「これ・・・、電球違います(苦笑)」と自転車屋さん。
電球を入れ替えてくれるのを見ながら、思い出す。
私はあの新しい電球を買いに行くとき、古い電球をはずして持っていき、
「これを同じのをください」
と言って買ってきたのだ。
その自転車屋さんのおじいさんは、いろいろな箱を引っ張り出して、
「これで大丈夫」
と言って売ってくれたのだ。(ちなみに200円)
少なくとも、あのおじいさんは自転車に関してはプロのはず。
それなのに、このお兄さんが見ただけですぐにわかる電球の違いに気付かないって一体・・・
結局ライト自体は壊れてはいず、電球代+修理代で420円で済んだ。
先日の自転車屋さんでは、
「こりゃ、ダメだ。ライトごと取り替えなくちゃ」
とあっさり言われたのに。
素人の私は、自転車のプロであるはずの自転車屋のおじいさんがそう言うのなら、ライトごと取り替えるしかないかと思ってしまったではないですか。
それほど荒く使ったわけでも、頻繁に乗っていたわけでもないのに、なんで壊れちゃったんだろう、と少々疑問には思いましたが。
修理はすぐに終わり、自転車屋さんのお兄さんはとっても親切で心が和んだ。
帰りに自転車に乗る気分は軽かった。
「やさしいお兄さんに直してもらってよかったね」
と思わず、MY自転車をなでなでしてあげた。笑
それにしても前に行った2件の自転車屋さんはなんだったのでしょう?
違う電球を売る。
まだ使えるライトなのに、もう使い物にならないと言う。
今回の件で学んだこと。
自転車屋さんは自転車にとってはお医者さんのようなもの。
つまり今回MY自転車は誤診をされていたようなものですね。
なので人間の場合も、病院で納得のいかない診断をされたらプロの言うことだから。。。と鵜呑みにせず、何件かの病院に行ってみることが大切なんだってことです。
経験の長いプロの言うこと・・・、必ずしも正しいとは限りません。
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