つかない自転車のライト、その2
先日、自転車のライトがつかなくなってしまったと書きましたが、自分では直せそうもなかったので、近所の自転車屋さんを探し、自転車を持っていった。
出かけていたので日が暮れて暗くなってしまい、無灯火で自転車を走らせるのは怖かったので、自転車をひきながら。
18時頃だったのですが、
「自転車屋さん、まだやってるかなあ」
と思いながら、自転車屋さん近くに行くと、まだ明かりがついていたのでホッとした。
ガラス戸をあけて入っていくと、店内はモノが乱雑に高く積まれていてその間を人ひとりがやっと歩けるくらいのスペースしかあいていない。
「この店内で修理?絶対ムリでしょ・・」
中からおばあさんが顔を出したので、自転車のライトを見てもらえるかどうかと聞くと、おばあさんに呼ばれて店主らしいおじいさんが出てきた。
ぶっきらぼうに用件を聞かれたので、自転車のライトが壊れたことを伝えると、店の外に置いておいた自転車に手をかけつつ、
「明るいうちに来ないとわかんねーんだよ!」
とボソボソと続けて2度ほど。
確かに日が暮れてから来た私は悪かったかもしれない。
でもこの自転車屋さんが店内にスペースがなく、店の外で修理をするとは思わなかったし、この時間は私にとって早く帰宅できた時間なのですが・・・。
まあ私の事情など、自転車屋さんには関係ないかもしれませんが。
一応、
「すみません」
とは謝ったものの、
「それだったら、見ていただかなくても結構です!」
と自転車を持って帰りたい衝動にかられる。
だって同じ事を言うのでも言い方というものがあるでしょう?
「わかんねーんだよ!」って一体なんですか?
直してもらわないと困るし、と思い、じっと我慢でライトを見てもらう。
すると、
「あー、これはライトを取り替えなくちゃダメだ」
と。
ライトの何かの部品が割れてしまっているため、修理不可能なのだそうだ。
これ以上、この自転車屋さんにいるのは嫌だったので、
「じゃあ、また明るい時に来ます」と私。
「そうだね」と自転車屋。
「ライトを取り替えるとしたら、いくらくらいかかるんですか?」と私。
「3000円くらいだね」と自転車屋。
「どうもすみませんでした。ありがとうございました」と私。
「はいはい」と自転車屋。
この会話の間、おじいさんは全く私の方を見ず。
シャイなのか、根っから無愛想なだけなのかわかりませんが、何だかこの自転車屋さんに行って心がすさんだような気持ちになった。
そして私はライトを取り替えなくちゃダメとしても、この自転車屋さんには2度と来ることはないだろう、と思った。
他の自転車屋さんを探そう、と。
MY自転車はもっとやさしい自転車屋さんに直してもらおう。
ちょっとしたやり取りで心がやさしくなれたりもするのにな。
こういう残念なやり取りもあるものです・・・
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Comments
こんばんは
近くにホームセンターとかは無いのでしょうか?
3000円は、部品代も入れると「妥当かな?」
とも感じますが、ちょっと高いかな?
自分で部品を買ってきてすると1000円で済んでしまいます。
ぶっきらぼうな店主はどこにでも居ますね。
”ぶっきらぼう”ならまだ良い方で、札幌では「暖簾(のれん)に胡座(あぐら)をかいて客を蔑ろ」にしているラーメン屋の店主もいました。
この店主からしてみれば、 客というモノは「ラーメンを食べに来て頂いている」のではなく「食べさせてやっている」のだそうです。
次第に客足が遠のき、晩年は閑古鳥が鳴いていました。
職人に「頑固一徹」、「昔気質」とか言う言葉がありますが、それは客を大切にしてこそ当てはまる言葉だと思います。
Posted by: タケル | December 20, 2004 12:43 AM
コメントありがとうございます。
いや~、あんな感じが悪い店主は私は初めてです。
あんな調子では、相手によってはケンカになると思います。
それにあのガラクタ小屋のような店内!
ふうう~~
ホームセンターは近くにはないような・・
でも3000円が1000円で済むのは魅力ですね!
探してみます!
Posted by: るか。 | December 20, 2004 01:46 AM
昔は近くに愛想の良い自転車屋が結構ありました。最近、後輪のプラスチック製車輪カバーが割れたので、修理できないか?(中古パーツでも良い)と思い、日本一安い看板の店に行ってみると、前後新品を買わないと修理できないと体よく断られました。もう二度と購入したその店には行かないつもりです。自転車はパーツを取り替えれば色々とアレンジや修理ができる機械なのです。結局、ネットでパーツをただ同然の値段で取り寄せ、自分で取り替えましたよ。
Posted by: みずほ | November 21, 2011 12:19 AM
みずほさん
コメントありがとうございます。
そうですよね、全部とりかえるのと部品交換だけで済むのでは大違いですよね。
確かに、子供の頃、よく行っていた自転車屋さんのおじさんは、何度もパンクしているタイヤを、その都度、丁寧に直してくれました。
この件については、お店で言われたからってすぐに判断せずに、他の自転車屋さんに行って正解でした。勉強になったな~って思った出来事です。
Posted by: るか。 | November 23, 2011 08:47 PM