「ダメだよ」
自分がしていることに対して
「ダメ」
なんて否定的なことを言われることは基本的には好きではないけれど、
たまに心に響く「ダメだよ」がある。
自分でも「これはダメかな」と思いながらも悩んでいる事柄に対して言われる「ダメだよ」は心にずしんとくる。
そういうときの「ダメだよ」には、ものすごい説得力がある。
例えば、今でも覚えている「ダメだよ」。
学生時代、冗談半分本気半分で、
「学校、やめちゃおうかなー」
って言ったことに対して友達が静かに、
「ダメだよ」
って言った。
その言葉はストレートにわたしの中に飛び込んできた。
そして思った。
(冗談半分にしても)「学校をやめようなんて思っちゃダメだ」って。
友達から言われた「ダメだよ」は私に正しいことを教える「ダメだよ」だった。
先日もあることに対して「ダメだよ」と言われた。
その言葉を聞いた時、反発するでもなく納得してしまった。
厳粛にその言葉を受け止めた。
きっとそれは、自分でも気付いていた「ダメ」なことに対して言われた「ダメだよ」だったからではないかと思う。
わたしは忘れそうになるたびに、揺らぎそうになるたびに思い出すだろう。
この時言われた
「ダメだよ」
という言葉の響きを。
« お気に入りのケーキ屋さんが | Main | うたう »
The comments to this entry are closed.
Comments