ハザマ
気の弱い女なんていないと思うけれど、そのハザマに立たされるのは気分のいいものではない。
弟の嫁と姑(つまり私の母)の折り合いが悪いらしく、弟から「どうにかしてくれないなら、自分がガツンと(母親)に言う!」と息巻いていた。
言葉は暴力になる。
弟に言わせたら、取り返しのつかないことになるような気がして、私が間に入り母親にさりげなく伝えることに。
胃が痛くなる。
小さい頃、祖母と母親のハザマでどうしたらいいのかわからなくなっていた気持ちが蘇ってきて泣きたくなる。
どんな言葉で取り持ったらいいのかわからなくて、嘘をつくのは苦手なので、とりあえず真実のことの良い部分を大きくして伝えてみた。
心配していたのが無駄だったくらい、すんなり丸くおさまった。
こういう行き違いって、片方の言い分だけを聞いているだけじゃ真実ってわからない。
結局、どっちもどっちという気がしてきた。
ハザマでうろたえていた自分って、一体なに?
そもそも、ハザマでバタバタしてるより、私、もっと自分の心配をしろって感じかも。
ああ、胃が痛い。
がんばれ、笑え、私。
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