ダ・ヴィンチ展
正確には「レオナルド・ダ・ヴィンチ――天才の実像」という展覧会に行ってきた。(東京国立博物館)
この展覧会、気にはなっていたものの、絶対混んでいるだろうし、混んでいる美術館ほど、うんざりするものはないので(と書きつつも、他にもっと”うんざり”させられるようなことがあるだろうと思ったりして)、行きたいけど、でも……、なんて思っていた。
が!サイトチェックをしたところ、このGW中は、開館時間が午後8時までになるという情報をゲット!
普通に行ったら混むだろうけれど、夜だったら案外空いていたりして?と思い、行って来た。
大体、入ったのが6時くらい。通常だと、閉館の時間だ。
で、肝心の混み具合ですが……、
これから行こうと思っている皆様、夜行くのはお勧めです!
ほどよい混み具合で、いい感じでした。(ほどよい混み具合、というのは、ガラガラでもなく、混み過ぎでもないという意味)
第1会場の「受胎告知」も、待ち時間ゼロで、じっくり観られましたし。
レオナルド・ダ・ヴィンチといえば、学生時代、美術館に展示されていた手だか足だかのデッサンを、思わず見入ってしまった思い出がある。
そこからものすごく強いパワーみたいなものを感じて、
「巨匠の作品というのは、こんな小さなデッサンであっても、すごいパワーを持っているんだ」
と感心したものだった。
最近では「ダ・ヴィンチ・コード」という小説や映画が話題になって、私は小説も映画も観たけれど、世間の評判ほどおもしろいと思えず、どうしても入り込めなかった。
「私は世間の多くの人たちと”おもしろい”と感じる価値観が違うのだろうか」
と思ったり、
「無宗教の私には、理解できないのは仕方ないのかも」
と思ったりした。
TVの特番でやっていたダ・ヴィンチの絵の検証はおもしろかったのですが。
ご存知の方も多いと思いますが、ダ・ヴィンチは画家のみならず、天文学、物理学、解剖学、建築学などの分野にも関心があり、いろいろ研究していた人なんですね。
今回の展覧会でも、例えば、
「人の耳の大きさは、顔の3分の1である」
とか、
「枝分かれした幹の直径の合計は、元の枝の直径である」
とか、構成比?みたいなものがたくさん展示されています。
でも、顔の大きさに比べて耳が大きい人、小さい人、がいると思うので、これは、最も自然(美しい)な比率ということなのでしょうか。
数字が苦手な私にはついていけない部分もあったのですが、じっくり観られてよかったです。
前も思ったのですが、夜の美術館は最高ですね☆
話はそれますが、私が好きな画家といえば、色彩の魔術師、シャガールです。
ちょっと前に行った、ビルの写真展にシャガールの写真がありました。
ビルの著書に、シャガールに会ったということが書かれていて、
「羨ましいーーーっ」
と思ったものでした。
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