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”つまらない大人にはなりたくない!”

新しいジャジューカのアルバムを早速買いました。↓
Live 1
Jajoukavol1


夜中に聴いていると、心地いいです♪



さて、私がモロッコのミュージシャン(ジャジューカ)に興味があって、ぜひ来日してもらいたいと思っている、という話を知人の女性にしたところ、
「じゃあ、モロッコ料理食べに行きましょう」
という展開になり、週末、モロッコ料理店に行ってきました。

いい雰囲気のお店で、おいしいお料理とお酒と、楽しいお喋り……、
きっと幸せというものが目に見えるのならば、こういうものなんだろうなあ、と思えるひとときでした

この知人女性は本当に素晴らしい心を持った方で、ふと、以前この方とのやり取りを書いたことを思い出しました。

探したら、その時の文章が出てきたので、以下にご紹介します。

意外なお礼    2002年3月3日

先日、知り合いの女性(私より年上で、もう大きな男の子2人の親です)と、何気ない会話があった。

知り合いの女性(以下、知人A)「何だか落ち込み気味でね……。落ち込むことって、ない?」
わたし「私なんて、慢性的に落ち込んでますから。もう落ち込むのも慣れました。あはは」
知人A「え? どんなことで落ち込むの?」
わたし「んー、今後の人生とか、今自分が置かれている状況とか」
知人A「いろいろ考えちゃうよね……」
わたし「でも考えても考えなくても結果が変わらないなら、考えないでのほほんと暮らしていた方がいいような気もしてるんですけど」
知人A「そうだけど……、考えるのが無駄ってことはないよね」
わたし「考えて、とりあえず自分が今出来ることをやっているつもりなんですけど、気付くと、それが何の意味もなかったってことになってたりするんです」
知人A「えー、意味がないってことはないでしょ。頑張ったことは、みんな自分の中に残っているはずだから」
わたし「それに私、自分では頑張っているつもりが、頑張ってないって見られてしまうんです」
知人A「?」
わたし「のんびりしてて、何も考えてないように見られることがあるんです。頑張りが足りないって。もっと頑張れって。だけど、考えても何をどう頑張ればいいのか、わからなくなるんです」
知人A「うーん……」

話によると、この方が悩んでいるのは、息子さんたちのこと。
どうもしっかりしていなくて、何も考えてないようで、今後社会の中でうまくやっていけるのかと、心配しているのだそうだ。
もっとしっかりしなさい、頑張りなさい、考えなさい、と言うと、本人たちは「頑張ってるし、考えてる」と、こたえるのだそうだ。
しかし親から見ると、何かを頑張っているようにも考えているようにも見えないのだそうだ。

「考えてないように見えても、実はちゃんと考えているんじゃないですか?」
と、私は言った。
「私が学生だった頃も、大人からは『最近の子供(若い世代)はダメだ』みたいなことを言われましたけど、本人達はそれなりに悩んだり一生懸命だったりしましたし。 時代が変わってくれば、考え方とかエネルギーの持っていき方が変わってくるのは仕方ないんですよね。 自分が子供だった頃には、大人たちに言われたことに納得できないって思っていたくせに、自分が大人になってみると、自分たちが言われて納得できないと思ってたことを、思ってたり言ってたりする。 たぶん、今の学生の人たちだって、それなりに悩んだり頑張ったりしていると思うんですよ」

そんな会話をして別れた後、帰宅してメールチェックをすると、早速その方からメールがきていた。
「ありがとう」という、私に対するお礼だった。

え? なにかお礼を言われるようなことやったっけ?
と不思議に思いながら、内容に目を通す。

(原文のままではありませんが)
「若い時代を自分も通り過ぎてきたはずなのに、その頃の気持ちを忘れてしまっていました。
親だから、子供のこと、わかっているつもりで、本当は何もわかっていなかったのかもしれません。
息子により年が近い○○さん(私の名)の話を聞いていて、そのことに気付きました。 ありがとう。」

この方は、素晴らしい女性だと思う。
こういうふうに、こちらの気持ちをも考えてくれる、こういうメールをくれたこと。
この「ありがとう」の文字に込められたあたたかい気持ちに、私の気持ちもほんわりあたたかくなれた。
穏やかな春の光で満たされるような心になれた。

そして、実は……、
私がこの知人に言ったことは、以前このホームページに来てくださった方とのBBSでのやり取りで教えられたことなのだ。
私も自分が学生だった頃、大人たちに言われて納得いかないなあって思ってたことなんて、すっかり忘れていた。
でもBBSでのやり取りの中で、そのことに気付かされた。
うっかり「今の学生は○○だ」なんて、決め付けた考え方をするような、つまらない大人になるところだった。
そのやり取りがなかったら、今回私はこの知人の女性にこういう話をできなかったと思う。
その時BBSで、やり取りをした方が今もこのページを見てくださっているかは、わからないけれど。。。
「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えたいです。
おかげで、知人の気持ちを軽くするヒントを言ってあげることができたようです。

思いがけないお礼を言われて、一瞬、心はうららかな春!になりました。

さて、これを読み直した今の私は、この中に出てくる”BBSでのやりとり”というのがどういうものだったのか、まるで思い出せません
情けない……、心にピンときたことは、きちんと記録しておくべきですね。

もうひとつ、この中に出てくる”つまらない大人”という言葉。
はてさて、今の私はつまらない大人になっていないといえるのでしょうか?
そしてつまらない大人っていうのは、具体的にどういう人?
言い訳ばかりするとか、潔くないとかかもしれませんけど……、ううう、こういう人だ、とはっきりとは言えませんが、いつまでも心をやわらかく持っていたいとは思います。

そしてそして”つまらない大人”というフレーズで思い出すのは、やっぱりこの曲。
佐野元春さんの「ガラスのジェネレーション」
名曲です♪

かっちょい~♪
さあ、一緒に歌いましょうー♪
♪つまらない大人にはなりたくない!!♪
どうぞっ

佐野元春 - ガラスのジェネレーション

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