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桜のプレゼント

随時更新中の小説、「red season~秋~」までUPし、ラストの「white season~冬~」に続きます。
Four Seasons ~月の響きをききながら~




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週末は、
路上ライブ

向かったものの、また間に合わなかったりして、
と不安でしたが、いい感じで、ちょうど演奏時間に間に合いました。

いきなり一曲目でうるうるきて、その時、あらためて気づいたこと。
私、ライブ中によく、半分意識を飛ばしていることがあるなあって。

どういうことかというと、
聴き始めて惹きこまれて、100%音楽の世界に自分がいるみたいになって、
そして伝わってくるメッセージに涙が出てきてしまう……、
本当は、しゃがみこんで膝抱えて、子供のように思いきり泣きたいところ……、
というか、子供の頃の自分がそんな泣き方をしていたかどうかは覚えていませんが、
イメージとしては子供のように泣きたい気持ちになるのですが、
大人になった私は、一応理性で、
「ここでボロボロ泣き出すのは、やばーい、涙をこらえなくちゃっ」
と思うわけです。

そこで私がとる手段は、
半分、音楽100%、
半分、他のどこかに意識を飛ばす、
という方法。

これは、そうです、
笑ってはいけない時に笑いがこみ上げてきて、笑いをこらえるために、
「なにか悲しいことを考えるんだ!」
と考えるのと似ています。似ているというか、笑いと涙の違いだけで、ほぼ同じです。

今回、いきなりうるうるきた理由。
私はなるべく心を濁らせてはいけない、清くしておかなければいけないと思っているんですね。
でも未熟者なので、イライラしたり、カリカリしたり、ムカムカしたりしてしまう、
そういうことを、
「仕方ないことだよ、それが人間らしさってものだし」
と思っていました。
最低限、自分の利益のために人を利用したりするような、ずるい人間にならないようにしていればいいんだって。
だけど誰かに八つ当たりしないまでも、イライラカリカリムカムカするだけでも気分がいいものでは決してなくて、
イライラカリカリムカムカするのは仕方ないよって思っていても、その感情に、自分自身が痛めつけられているような気持ちになっていました。

いきなりうるうるきたのは、そういう感情について、
「”仕方ない”で片付けてしまわないで、見方を変えて、なるべくそういう感情を持たないようにしようよ」
って教えてもらったように感じたからなのです。

悪い感情を持ってしまうのは、自分にとっても心地いいものではない、ってわかっていたはずなのに、「仕方ない」で片付けていた私は、
「なんて未熟者過ぎるんだー!」
って気付かされました。

そして、こうやって心を開いて受け止めていれば、たくさんの大切なメッセージを受け止められるんだなって、再確認しました。
こんな素敵な瞬間に、私は何度教えられ、助けられてきたことでしょう。
うるうるしながら、感謝の気持ちいっぱいでした。
メンバーとちょっとお話もできて、感動も伝えることができて、嬉しかったです。




そして、この週末といえば、桜。
2010sakura2


もう一枚。
2010sakura
太い幹?からも花が咲いてる~

寒い中、凍えながら咲き誇る桜の中をぶらぶら歩き、いわゆるガールズトーク、
いえ、もっとたくさんのいろいろな話にも花を咲かせました。

春って、寒暖の差が激しかったり、花粉が飛んだり、それほどいい季節でもないのではないかなんて思っていましたが、
春に咲き誇る桜たちは私たちに、その美しさをプレゼントしてくれているんだって思いました。
この世に生まれてきて、今まで生きていて、おめでとう
って。

桜の季節は短いけれど、桜のプレゼントを、しかっと、受け止めたいです。

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