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出雲、旅行者、神在月

出雲に行ってきました。

神無月(10月)といいますが、この時期、神社からいなくなる神様はどこに行くのかというと、出雲大社に集まるのだそうです。
よって、出雲では旧暦の10月はすべての神様が集まってくる”神在月(かみありづき)”というのだそうです。

「全部の神様が! こういう時に行くしかないでしょ!」

旧暦の10月10日、新暦にすると11月15日に神様を迎える神迎祭(かみむかえさい)、その後、連日神在祭(かみありさい)が行われ、旧暦10月17日、新暦にすると11月22日に神様がお帰りになる神等去出祭(からさでさい)となります。

目指せ! 出雲大社!

と思い立ち、行ってまいりました。
久々の飛行機に乗り、一泊二日の出雲の旅

行きは早朝のフライトしか取れず、午前4時半頃の日が昇る前に家を出ました。
出雲空港ではなく、米子空港を利用したのですが、米子”鬼太郎”空港っていうんですね。知りませんでした。
Kitarou

以前、ホームページのBBSで『「ゲゲゲの鬼太郎」って、なんで”ゲゲゲ”なんでしょう?』
という質問をされ、
ネットを駆使して調べた結果、原作者の水木しげるさんが幼少時代”しげ”という愛称で呼ばれていて、”しげ”→”ゲゲゲ”になったということでした。定かではありませんが、当時の調査結果(?)はこんなでした……、なんてことを思い出してしまいました。


飛行機が米子鬼太郎空港に着いた時、窓の外はピカピカに晴れていて、
「晴れてるーっ、神様ーっ」
とテンションは最高潮

松江駅までバスで移動し、ホテルにチェックインするには早かったので、そのまま出雲大社へGO!

行くまで抱いていた出雲大社に着いた時のイメージは、↓

たくさんの神様が大集合しているんですもん、
神様ーっ
神様ーっ

と心の中で叫んで、鳥居を走り抜けたい気持ちになるんじゃないかな~

だったのですが、
実際行ってみると、
「ん~、思ったほど、神聖な雰囲気に満ちてる感じじゃないな~」
でした。
なんでだろう、と考えて、
たぶん(私も含め)観光客が多かったので、いろいろな人たちがいろいろな思いを抱えて集まっていて、
いいばかりではない”念”のようなものが渦巻いていたのかな、と思いました。

そういうことではなくて、単に、
「この出雲大社が神聖に感じられないのは、おまえの心が邪(よこしま)だからじゃ!」
なんて、(神様に)言われたら凹みますが

神社では二礼、二拍手、一礼、ですが、
出雲大社では、二礼、”四拍手”、一礼です。

それほどの待ち時間もなくお参りを済ませ、おみくじをひき、お守りなどを買いました。
最初「それほど神聖な感じじゃない」と思ってしまったものの、
おみくじに書かれていたことは当たっていて笑いそうになってしまったし、買ったお守りなどからは、
「おおっ」
と思うほどの、本物パワーを感じました。
Izumo

Shimenawa
巨大なしめ縄。

Izumo2

Izumo3




出雲大社を出た後は、特に目的もなく、
「どうしようかな~」
と思いながら、とりあえず買い物でもしようかと商店街に向かいましたが、
そこは商店街というほどの賑やかさもなく……。

ホテルに行くには早すぎるし、行くとしたら「松江城」か「小泉八雲」関係かな~と思いながら、徒歩でテクテク向かいました。
ほかにも宍道湖遊覧船とか周遊バスとか、観光の仕方はあったのですが、あまりそういう観光には興味がなかったんですね。

「にゃんにも、にゃいにゃ~」
思わずネコ語も出てくるくらいでした。

松江城は遠くから見るだけにして、小泉八雲の旧居と資料館と、武家屋敷に行きました。
時間があったから、なんとなく行った場所でしたが、こういう生活感ある歴史を見るのは好きです。
Matue

Yakumo


移動中、バスや電車の車窓から見る風景は、高いビルが全然ないので、見渡す限りの畑。
そして、「出雲」なだけに(?)、広い空に浮かんでいる雲たちが印象的でした。

いろいろな生物に見えるんですよ。
やはり「出雲」なだけにウサギに見える雲が多かったです。(因幡の白ウサギ)
その他、象もいたし、イノシシもいたし、シャチや龍もいました。

出雲に行ったら、雲に注目!してみてください。
窓越しに撮ったので、あまりよく撮れませんでしたが↓
Kumo

Kumo2


出雲で接した現地の方たち、みなさん、ほこほこしていていい方ばかりでした。
土地柄なのでしょうか。

でも、今回私は、「旅行者である自分」を強く感じました。
もっとはっきり言うなら、「よそ者である自分」。
その土地に一時的に来ただけの、土地になじんでいない浮いている自分。

旅行で訪れたのですから当たり前なのかもしれませんが、例えば1ケ月前に大阪に行った時には、
それほど「よそ者感覚」を強く感じなかったのです。
たぶん、大阪という街にはいろいろな人たちがいて、だから、私がいても大丈夫な雰囲気があるのではないかと。
今回の出雲は土地の持つ色がもっと純粋で、だから、ちょっと行っただけの私は「よそ者」にしかなれなかったのではないかと思います。

水の都、松江。
Muzu

Muzu2


初めて行ったのに、居心地がよく、自分にしっくりなじむような場所もあると思うのですが。

自分の居場所、それは実際の場所ではなくて、心の中にあるものだったりするのかもしれません。
いえ、自分が浮いてる感覚があるのなら、自分がなじんでいる感覚を得ることができる場所もあるのかもしれません。

しかし飛行機の旅というのは、すごく長く行っていたような気になりますね。
一泊しただけなのに、もっと長くて濃かった気がします

神様大集合の出雲大社で、パワーをチャージ!できたかな?^^

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