地震その後(3)ボランティア
自分にも何かできることはないだろうかと、
悶々としているよりは行動しようと、初めてボランティアをしてみることにした。
被災された方の一時避難場所になっている、さいたまスーパーアリーナに行った。
ネット上の情報は錯そうしていたので、直接行った方が、何か私でもできることの情報が入手できるかと思ったのだ。
既にボランティアも物資も受付すらなく、避難されている方々が満ち足りているわけはないとは思いますが、
ボランティア、物資という面では充分足りているようだった。
駅に向かう途中で、宮城から来たというおにーさんたちがワッフルを売っていたので、少しでも売上に貢献しようと思い買ってきた。
帰宅して、食べてみると、これが、
「おいしい!」。
ふわふわしていて、甘すぎもせず、とってもおいしいのだ。
なんていうお店なんだろうと思って包みを確認して、
社名を検索しても見つからず。
お店を持たずに、売り歩いている販売方法なのかも?
諦めきれずに、他にボランティアを募集してはいないかと探してみると、見つかった。
物資受付期間だけの毎日50人ずつの募集で、問い合わせてみると早い時間にすぐ募集人数いっぱいになってしまうという。
早起きをして最寄駅から徒歩40分のその場所に、行ってきた。
方向音痴の私が、時間までに無事にたどり着けるのか不安でしたが、どうにかギリギリで受付を済ませた。
結果的には、募集人数の倍以上のボランティアが集まったという。
物資の仕分けではなく、荷物の受け渡しの作業にまわったため、結構な力仕事だった。
腕が疲れてきて、荷物を落とさなくてよかったけれど、「これは筋肉痛になるに違いない」と思っていたら、やっぱり今、筋肉痛。
9時から17時までの作業で、途中で仙台行きの物資を載せたトラックを送り出すことができた。
今回の初ボランティア、とてもいい経験になった。
ほんの少しかもしれないけれど、役に立つことができてよかった。
だけど私は思ってしまったのだ。
人手が足りなくて、人手を必要としているのなら別ですが、
今、充分に人手が足りているボランティア活動を必死に探している自分は、何か違うんじゃないかって。
私が今、すべきこと、できることは他にあるんじゃないかって。
これは決して作業内容が嫌だったから思ったわけではない。
引き続き、節電を心がけつつ、
自分が今すべきこと、できることを考え実行しつつ、
被災者の方々が、少しでも快適な生活を取り戻せる時が近いことを願っている。
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