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月の歌

某所でも同じことを書いたのですが、
このブログも「月の響きを聴きながら」なので、この記事を書いておこうと思いました☆

今日、2月8日は満月です。

そこで今回は月を詠んだ一首について書きます。

「熟田津に 船乗りせむと月待てば 潮もかないぬ 今は漕ぎいでな」
万葉集の歌人、額田王が詠んだとされています。
日本で最も古い月の歌のうちの一首です。

意味は、
「熟田津にて、船出をしようと月を待っていると、月も出て、潮流も良い具合になった。今こそ漕ぎ出そう」
朝鮮半島に出兵の際に詠んだとのこと。

”熟田津”とは、現在の愛媛県松山市のどこからしいそうですが、はっきりと”ここ”と断定されていません。

この歌についてあらためて考えていて、思いついてしまいました!
学者の先生方の解釈はとりあえず置いておいて、私なりの超大胆解釈(?)、いってみます!!

この歌は、実際の船出の歌でも出兵の歌でもなく、
心の歌である。つまり、心境を表した歌である!!!

「熟田」というのは稲穂が実っている田のこと、
「津」というのは港だそうです。

詠まれたのは661年、旧暦の3月(一説には1月とも)で、この時期に稲穂は実りません。
そこで私は「これは心境を表した歌なのでは?」とピンときたのです。

気持ちが高ぶっていて、パワーに満ち溢れていて、
「周りのすべてが自分を後押ししてくれているような気がする!」
って感じる時ってあると思うのです。

田には豊かに稲穂が実り、
月明かりに照らされ、
潮流もいい感じ!
全てが私の味方だわ!
この時を待っていたのよ!
さあ、行くわよー!!GO!!

――という心境。
額田王の心中では豊かな稲穂が実り、月明かりが煌々と照っていて、自分を後ししてくれるような潮の流れを感じていたのではないかと。
実際には月も見えない雨の夜に詠まれた歌なのかもしれない、なんて。

超勝手な私流解釈でした。失礼しました<(_ _)>
(もしかして、こんな解釈をしている方は私だけではないかも知れませんが)

でも、どんな時でも心の中に煌々と輝く月明かりを感じているのは素敵なことですね^^


この歌を詠んだと言われている松山に行きたくなってしまいました。
なんでも「熟田津の道」というのがあるらしいです。

旅に出た~い


では、月ということで♪CHILD OF THE MOON♪を聴きましょう。
ブライアンはジャンピンよりもこちらをA面にしたがったとか。

しかし、このPVが何となく笑えてしまうのは、私だけ??^^;

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