”自分らしく生きる”とは。
「自分らしく生きる、と言っている人の生き方が、私には自分勝手に生きているようにしか思えず、
強く生きる、と言っているのが、私には真の強さではなく、我の強さとしか思えないんです」
と、知り合いにメールをしたところ、
『自分らしく強く生きる、というのは、ただの自分勝手、わがままだと私も思います。
自分の思うようにすることを、”自分らしく”という言葉で正当化しているだけだと思います』
という返信が来ました。
一見、前向きと思える言葉が、実は自分の都合のいいように事実を捻じ曲げていることもあるわけで、
その辺のことは以前、
「プラス思考≠事実をすりかえる」
で書きました。
うっかりすると、つい間違えてしまうような考え方ですが、気を付けたいと思います。
人間、ひとりきりで生きているのではないので、
「ここは周りと摩擦を起こしても押し通すべきことなのか、
それとも我慢するべきことなのか」
という見極めは難しいですが、難しいだけに判断を間違えないようにしたいです。
”自分らしく生きる”という言葉で、単なる自分勝手を正当化することがないように。
あまりに自分を正当化している人に出会うと、
「この人は嘘をついているけど、自分で気づいているのか、それともこの人の脳内では嘘が真実になってしまっているのか」
と思うことがあります。
嘘だと自覚しているならまだしも、
明らかな嘘なのに、それを真実だと思い込んでしまっているのは正常な人間のやることなの?
と思ってしまいますが、
人は、自分がついている嘘を真実だとみなしてしまうことがあるそうです。
そういうふうに脳が働いてしまうんですって。
または、自分を守るために嘘を真実だと思い込むことがあるらしいです。
そのことについては以前、
「無意識に事実をすりかえていませんか? 」
で書きました。
うむー。
誰もが陥ってしまうかもしれないことなんですね。
偏らず、冷静に、自分を見つめなおしたり、
きちんとした意見を言ってくれる人たちと交流を持っていくことが大切なのでしょう。
まあ、自分の人生なので、自分で責任が取れる範囲ならば、
”自分らしく生きる”のもアリなのかなって思いますが。
今回はこの曲を聴きましょう。
「You Can't Always Get What You Want」
欲しいものを何でも手に入れたんじゃない?
と思える成功者のミック・ジャガーが、仲間たちにメッセージを投げかけた曲と言われています。
欲しいものが必ずしも手に入るとは限らないけど
努力すれば時には
必要なものを見つけられるかもね
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