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「夢を持つ」のは、間違い??

先日、友達と話していて出た話題。
「夢を持つのは間違いらしいよ」

友達も人から聞いて、この考え方は意外だったらしい。
私「だって、私たちって、夢を持つように、って育てられてきたじゃない? 夢を持たなくちゃダメだって」
友達「そうでしょ。この考え方は、私たちに植え付けられた考え方をくつがえすものだよね」

「夢を持つのは間違い」
と言った人の考え方によると、
「”自分がどうなりたいのか”よりも”自分が何をしたら生活費を稼いでいけるのか”を考えることの方が大切」
とのこと。

そういわれてみると、「なるほど」と納得した。

単に「夢を持て」と言われると、努力次第で実現可能な夢を持つ人もいるだろうけれど、
絶対実現不可能な夢を持ってしまう人もいる。
実現不可能というか、自分の素質に合っていない、という意味。

結果、本当の自分を認めようとせず、
「こんなはずじゃない! 自分には出来るはず!」
と、いくつになっても現実を見ようとしない大人も出てきてしまう。
その状態は周りも大変かもしれないけれど、本人が一番つらいと思う。

それよりも、子供の頃から、自分の素質とやりたいことに折り合いをつけて、
大人になってから自分が生活費を稼いでいけることはなんなのか、を考えて行った方がずっと現実的だ。
子供の頃から、自分の得意分野を見極めて、そこを伸ばしていった方が、
いつまでも実現不可能な夢を追いかけている大人たちが増えるよりも、社会のためにもいいことかもしれない。
自立した大人が増えることは、とても大切なことだと思う。

しかし、実現不可能と思われることをやってみることが奇跡を呼んだりもするので、
この見極めはとても難しい。

何にしても、後悔したり、言い訳したりする人生を送らないようにするために、
現実と、自分の立ち位置を確かめ、進む道、向かう場所を間違えないようにしたい。
子育てをしている方がいたら、子供たちにそう教えてあげる方がいいかもですよ。

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